スリランカの大統領にやられました。ブダガヤからベナレス

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今日の朝食は宿泊しているホテルで。

Img_6462朝食会場はこんな感じ
Img_6463ビュッフェスタイルです。
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Img_6468こんな感じで選択
Img_6469デザートにバナナ食べました
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朝食後ホテルの外を出てみるとなんか飾り付けしてました。聞くと今日スリランカの大統領がブダガヤにきてこのホテルにも来るらしい。やな予感が・・・
Img_6472昨日は暗くてわかりませんでしたがこんな外見のホテルです。
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小型車に乗り換えて前正覚山に向かいます。
Img_6478車を降りて前正覚山にある留影窟に向かいます。
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Img_648220分ほど歩いて留影窟に到着
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Img_6492留影窟とは悟りを得るため、シャカ族の王子の地位を捨てて出家したシッダルタ王子は、当時のバラモン教修行者が行ったのと同じ厳しい修行を遂行しました。その修行は樹下石上を住居とし、食物は施しによってのみ得、衣装は人々が捨てた布を縫い合わせた糞帰衣をまとうものでした。さらに断食を行い、悟りを求める苦行は5年間続きました。この修行が行われたのが前正覚山中腹にあろ留影窟です。
現在の留影窟はチベット寺院となっていて、お悟りの前のシダルタ王子が断食を行った洞窟には、ガンダーラ芸術の最高傑作といわれる“苦行する釈迦像”のレオウリカが置かれています。その姿は全身に骨格と血管が浮きだし、目や腹部はすさまじくくぼみ、その苦行がいかに激しいものであったかがわかります。
やがてシダルタ王子は苦行のための苦行では成道に到達できない事を悟ります。ついに苦行を捨てて、スジャータのミルク粥の供養を受け、前正覚山の頂上に上がられました。その時大地が震動し『この山は正覚成就の場所ではありません。もしここで成道のための瞑想に入られれば、大地は震動し山は傾くでしょう』と山神のお告げがありました。シッダルタ王子は再び山の中腹で成道のための瞑想に入ろうとすると、大地が再び震動し『ここも正覚成就の場所ではありません。この地より遠くない所に菩提樹が繁り、その下に金剛宝座があります。過去の仏様は皆その座において成道を成就しました。願わくばそこにお出まし下さい。』と龍神のお告げがありました。かくしてお釈迦様は菩提樹の樹下、金剛宝座の席上で成道の境地に達せられました。
Img_6485留影窟の中はローソクの明かりと入り口から入ってくる光のみであまり明るくありません。般若心経をお唱えしました。
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留影窟前で記念撮影。
Img_6489お寺の雰囲気はこんな感じ。
Img_6493お寺から見る景色はこんな感じ
Img_6494お寺の入り口の所に2店舗ほどお店があます。
Img_6495足の悪い方でも簡単にお寺まで来られますので心配なしです。価格は知りませんがそれほど高くないと思います。
Img_6496来た道を戻ります。子供が大勢いますよ。
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その後スジャータの村(セーナ村)へ移動
Img_6503ほぼ青空の学校があります。
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Img_6507スギャータはバラモンの娘で、男子に恵まれるよう毎日ガジュマルの木に願いをかけていました。ある時いつものようにガジュマルの樹下に行ったところ、1人の修行者が瞑想を行っていました。スギャータはこの修行者は樹神の化身だと思い、ミルク粥の供養を行いました。この修行者こそお悟り前のお釈迦様で、これにより活力を得て菩提樹の樹下にてお悟りをひらかれました。
スギャータの村は大菩提寺の東約3キロに位置します。途中悟り前にお釈迦様が沐浴を行った尼蓮禅河に架かる橋を渡ります。この橋が完成したのは1997年のことで、それまでは乾季で水の涸れた河を徒歩で渡るか、農業用トラクターをチャーターしてスジャータの村を訪問してたそうです。スギャータの村は最近になってNGO団体が学校を寄付するなどの活動がおこなわれるようになりましたが、相変わらず素朴な生活が営まれている、典型的なインドの農村です。
Img_6508ガジュマルの樹下にスギャータが施しを行ってる像があります。
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子供の笑顔には癒やされますね。
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Img_6511先ほどの像の裏にもう一つ像があるんですが、こちらの像はお釈迦様がちょっと苦行している最中とは思えないほどポッチャリしています。
Img_6513さっきの子が裏周りしてまた笑顔を見せてくれました。
Img_6516先ほどの学校の前にいたおじいちゃん達
Img_6518歩いてスギャータの村にあるストゥーパに向かいます。
Img_6519牛の糞を使った燃料が道路で作られていました。臭いはあまり感じません。
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Img_6522小麦畑です
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Img_6524子供がずっと付いてきます。10ルピー下さいと連呼です。
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Img_6526だいたい子供が付いてくる人は決まっています。
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10分ほど歩くとスギャータの村にあるストゥーパに到着。
Img_6529このストゥーパは、1973〜74年と2001〜06年の2回発掘調査が行われ、2重のテラスをもつ円形のストゥーパの全容が明らかになりました。建立されたのは8〜9世紀に比較的新しい時代で、グプタ王朝期からパーラ王朝期への過渡期の建築様式を示しています。このストゥーパはこの地でスギャータによるお釈迦様へのミルク粥供養が行われた事を記念して建立されました。
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ワンちゃんがのんびりストゥーパで休んでました。
Img_6530ストゥーパの周りはこんな感じです。
Img_6531般若心経をお唱えしました。
Img_6534とてものどかな所で私は大好きです。
Img_6535先ほどのスギャータのお寺から付いてきた子と写真撮りました。かわいいでしょ。
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その後車で大菩提寺に向かい、途中から7分ほど歩きました。スリランカの大統領が来るらしく大菩提寺のメイン通りからではなく裏口から大菩提寺を目指します。
Img_6537大菩提寺に向かう途中の風景。
Img_6538八百屋さん
Img_6539床屋さん
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Img_6540なんかセクシーな感じのヤギ
Img_6541大菩提寺の前まで付いたら問題発生。スリランカの大統領が大菩提寺にお参りに来るらしくお寺には入れない。やられました。
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しょうが無いので大菩提寺のお参りは後回しし、咲樹にホテルに戻って早めの昼食をとることにしました。途中スリランカの大統領の団体様とすれ違いました。車両30台以上あったんじゃないかな。
Img_6548お昼はこんな感じ
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昼食後、大菩提寺が入れるまでボロボロのタクシーに乗ってブダガヤにあるお寺を見に行くことにしました。
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Img_6553道で寝ている人発見。
Img_6555まずは私も知らなかったんですが、日本にある大乗教という宗教団体が運営している施設に行ってみました。
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その後歩いて3分ほどの所にある日本寺へ向かいました。途中豚を発見
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Img_6563今に時期は大丈夫かもしれないですが、夏場は裸足では厳しいだろうな
Img_6561日本寺に到着
Img_6565このお寺の中には学校や病院もあり、昔の日本の寺のようです。
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Img_6568綺麗な花がお寺のあちらこちらで咲いてました。
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Img_6571本堂でお勤めしました。
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Img_6575菩提樹の樹下で遊ぶ子供。良い光景でした。
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日本寺の隣にブータン寺があります。
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その後やっと大菩提寺です。カメラの持ち込み料はこんな感じです。
Img_6580大菩提寺の大塔です。
Img_6582お釈迦様成道の地ブダガヤは2002年世界遺産に指定されました。人類にとってかけがえのないお釈迦様成道の地に建つ大菩提寺には古来より多くの人々が参拝しました。紀元前3世紀アショカ王は度々ブダガヤの大菩提寺を訪問し、その様子はサンチーの第1ストゥーパーの彫刻にも残っています。サンチーの彫刻に残る大菩提寺の形は今と大分違い、むしろ今日のクシナガラの大菩提寺に近い形をしています。AD635年にブダガヤを訪問した玄装三蔵は『正方形の基底の上に角錐型に聳え立つ建物あり、これはグプタ王朝1世サムドラ・グプタ(AD335〜385)により建立された』と記録しています。
この時の姿は今とほぼ同じであったと考えられています。やがてインドから仏教が衰退した13世紀、アフガニスタンのバクティヤール・ハルジーが率いるイスラム軍団が北インドに攻め入り、仏教・ヒンドゥー教・ジャイナ教の寺院・仏像・神像の破壊を行いました。これはイスラム教では偶像崇拝が禁じられ、偶像は存在自体が罪であると考えたためでした。その時ブダガヤに僅かに残った仏教徒は大菩提寺を土で覆い、小高い丘に偽装しこの破壊から寺院を守りました。それからおよそ600年間大菩提寺は土の中にありました。19世紀に入り、イギリス人考古学者カニンガムの発掘調査と遺跡整備により大菩提寺は今日の姿をとりもどしました。大菩提寺の建つ地面の高さはまわりの地面のレベルより低くなっていて、階段を降りて寺院参拝を行います。こうした寺院の例はほとんどありません。これは埋められていた寺院を発掘して今日の姿を取り戻した事実を如実に語っています。
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大菩提寺の内部には金色に塗られたお釈迦様の降魔成道像が安置されています。降魔成道像は触地印(人差し指を下に向けた印)を示します。これはお釈迦様が悟りを得た時悪魔が退散し触地印を示したお釈迦様の悟りが本物であると、地神が証明したというストーリーによります。この仏像は9世紀のパーラ王朝の時代の作品で、本来この時代の仏像は黒い石に彫られたため黒色をしてますが、仏滅2500年の際にビルマ人によって金箔が貼られ、今日の姿になりました。内部からの写真撮影は禁止です。
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大塔の周りはこんな感じです。
Img_6585金剛宝座です。
Img_6592大菩提寺本堂の裏側にまさにこの場所でお釈迦様が悟りを得た事を示す金剛宝座と菩提樹の聖木があります。金剛宝座は135㎝×128㎝厚さ15㎝の石盤で、表面には幾何学模様が彫られています。紀元前3世紀アショカ王の時代マウリヤ王朝期の作品だとされています。金剛宝座のまわりには格子がめぐらされ。格子の中には立ち入ることができないうえ、幾重にも布がかけられているためその姿を確認することはできません。
Img_6593金剛宝座に覆いかぶさるように鎮座する菩提樹の大木があります。この菩提樹はお釈迦様がお悟りの時の菩提樹の孫にあたる、大変仏縁の深い聖木です。これには次のとおりのストーリーがあります。アショカ王の息子マヒンドラは、スリランカに仏教布教のため渡りました。この際アショカ王の王女サンガ・ミッタもスリランカに同行しました。サンガ・ミッタはお釈迦様お悟りの菩提樹の枝をもち、アヌダラプーラの地に植樹しました。これがしっかり根付き、今日まで枯れる事なく、スリマハ菩提樹と呼ばれるスリランカの国の宝となっています。このスリハマ菩提樹の分け木がこのブダガヤの菩提樹の聖木です。
Img_6591金剛宝座の横でお勤め。理趣経一巻お唱えしました。
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Img_6595お釈迦様が悟りを開いた後、歩いたところに花が咲いたそうです。
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Img_6598大塔の下で五体投地をしてる方がいらっしゃいました。
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ブダガヤにもアショカ王柱が1本残りますが、残念ながら柱頭部の彫刻は発見されていません。
Img_6607ムチリンダ龍王の池です。お釈迦様の成道後5週目にブダガヤを暴風雨が襲いました。その際ムチリンダ龍王はお釈迦様の体に7回巻き付き、7つの頭で天蓋(てんがい)をつくり、お釈迦様を雨風と寒さから守りました。その後ムチリンダは人間になりお釈迦様に帰依したといわれています。ムチリンダ龍王は日本ではあまり知られていませんが、ガンダーラにも作品がありますし、アンコールワットやボロブドール等東南アジアの遺跡で多くのムチリンダ龍王像が発見されています。
Img_6608ムチリンダ龍王の池の説明文
Img_6609しばらく大菩提寺に来られないと思うとちょっと心寂しくなります。
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本来の予定では大菩提寺を参拝した後、14時30分発の列車でベナレスに向かう予定だったんですがスリランカの大統領が来ることによって時間がずれたため仕方なくベナレスまでバスで向かうことに。所要時間6時間以上。列車だと3時間ぐらいだったのに!!バスで移動中ラクダ発見。
Img_6615インドの夕日は本当に綺麗です。
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Img_6635途中サービスエリアみたいな所でちょっと休憩
Img_6641Img_6647メニューはこちらです。
Img_6648ランプがありました。電気は付いてましたがかなり暗いレストランでした。
Img_6650添乗員さんが揚げ物頼んでくれました。美味しかったですよ
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Img_6652チャイです。
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途中バスのタイヤがパンクしたので修理。
Img_6659タタ自動車の良いところは、壊れたらあちこちで修理が出来る所です。
Img_6661ホテルに11時頃到着。着いてすぐに遅めの夕飯。ホテルは「Ramada Plaza JHV 」
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Img_6664ヤギの肉が入ったカレーです。骨がたくさんあって食べにくかったですが味は最高!
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Img_6666お部屋は1112号室。日本の階数で言うと2階にあります。
Img_6672とても綺麗な部屋で良かったです。インターネット環境もありますが有料。
Img_6667Img_6669_2アメニティー
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Img_6674チョコレートがおいてありました。
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