蟻地獄

これだけは間違いない、中国はいろんな意味でとんでもないってことを。ほんとはもっと過激な言葉がふさわしいのですが、やんわり書いてみた。

15日夜21時ごろホテルを出発して、International Duty Manager のデスクに1時間20分ほど並んで22時30分頃マネージャーが対応してくれた。マネージャーがミュンヘン行きの飛行機は満席で、現在スタンバイ状態だと言う。23時30分に戻って来てくれと言った。私は流れの様子を見て、最後尾に並んでも23時30分頃対応できると思い、再度最後尾に並び直した。

しかしながら予想外の出来事が起きた。中国人が尋常じゃない割り込みを始めたのだ。ちゃんと並んでいる人たちが文句を言ってもガンガン割り込んでくる。中にはカウンターを乗り越えて抗議している中国人もいた。なんせ怒号の嵐。結局私の対応してもらったのが0時20分頃。ミュンヘン行きの直行便のチケットをもらい荷物を預け、猛ダッシュで出国手続き(係に頼んで、優先的に手続きしてもらいました)、セキュリティーチェックを済ませゲートに猛ダッシュ。

1時12分頃ゲート到着。チケットに出発時刻(1時30分)の15分前にゲートが閉まると書いてあったのでギリギリの到着だ。しかしカウンターの中国人の女性スタッフ2人が何か話し始めた。そして私に告げた言葉が「Gate close」私一瞬?????でもすぐさま抗議。時計を見せ(この時点で1時14分)時間に間に合っていることを見せる。しかしスタッフ2人そそくさとミュンヘン行きのバスに乗り込もうとする。私追っかける。でも思いっきりドア閉められ鍵をかけられた。私ドア越しに「Why~~~~~~~~~~~!!」とでかい声を出すしかできなかった。

先ほど出国したのにまた北京入国というより出国をキャンセル。初めて出国キャンセルのスタンプもらった。私が出国キャンセルの手続きをしている後ろに70代後半と思われる白人男性がもう一人いた。なんかボソボソと英語らしい言葉で話しているのだが、最後に出た言葉がうけた。超でかい声で「Bullshit!!」仲間がもう一人いた。

またInternational Duty Managerのところに来た。マネージャーデスクに並んでいる外国人の一体感はなんかすごかった。まさしく同士だ。汚い言葉のオンパレード状態。そしてこの時は俺もすでに中国人化していた。自分でも何を言っていたか覚えてないがマネージャーがフラントフルト行きがあると提案して来た。私はどこでもいいから俺をさっさと中国から出してくれと言った。チケットカウンターに移動すると、さっきのフラントフルト行きの話が勝手になくなっており、チューリッヒ(スイス)行きになっていた。私も抗議する気力もなく、ただ単に中国を離れたかったので了解した。ちなみにチューリッヒでミュンヘン行きのチケットをもらうようにも言われた。

マネージャーと交渉が終わったのが午前3時頃。1時間後にD50という大型荷物の受け取り及び預かり場所から私のミュンヘン行きで預けた荷物が出てくるから取って来てくれと言って来た。1時間待ち午前4時を過ぎても出てこない。マネージャーデスクに聞きに行くとマネージャはすでにいなくて女性スタッフが対応してくれた。荷物が出ないことを言うと、「今日は混んでるから2〜3時間位かかると思うは」と言って来た。ちなみに私のチューリッヒ行きの出発時間は午前6時ちょうどである。再度猛抗議。そしたら出て来た。

 

少し時間があったので、その時間を使って16日12時40分発チューリッヒ発デュッセルドルフデュッセルドルフ行き(LX1018)のチケットと16時30分発デュセルドルフ発ミュンヘン行き(LH2001)を買っといた。当初の予定と全然違うが、とりあえず次女を空港でピックアップしてミュンヘンに移動。空港でレンタカーを借り長女を迎えに行く作戦だ。

やっと中国とバイバイできた。それにしても淀んだ空だ。

チューリッヒの空港に到着。空の色が全然違うでしょ。

なんかやっと安心できる感じの国につけた。全てが嬉しくなってしまった。財布の紐が緩みついつい従業員さんのお土産が普段より豪華になってしまった。

私のデュセルドルフ行きの搭乗ゲートが掲示板に出ていなかったので係の人に聞くとA50だと教えてくれた。しばらく待っていると掲示板に私の便名が出ていた。そしてその隣に「Canceled」????私ってどこまでついてないのでしょうか。計器の不具合で飛行機がキャンセルになってしまいました。受付の女性に次の便は17時台の飛行機だと言う。そんな飛行機に乗ったら長女が迎えに行けなくなると思い、当初からもらえるはずのミュンヘン行きのチケットをもらい、デュセルドルフ行きのチケットをキャンセルしようとしたら,それはできないとのこと。交渉の末、私が買ったデュセルドルフ行きのチケットをミュンヘン行きに変えてもらいました。また無駄金がかかってしまった。

ただでもらえるはずのミュンヘン行きの同じ便を683スイスフラン(約8万円)払って買ったデュセルドルフ行きの第変え便となってしまった。めちゃくちゃ損した気分である。

不運は続くものだ。チューリッヒの空港でちゃんと荷物をデュセルドルフからミュンヘン送るように確認したにもかかわらず、荷物が出てこない。どこまで続く私の不運。

私もここまでくるといろんなものに自信がなくなってしまいました。運転して事故でも起こすかもしれないと思い、サマーキャンプのスタッフにお願いして、急遽ミュンヘン中央駅まで長女を送ってもらうことにしました。娘と会えたのが夜21時15分。長女が「ダディーなんで泣いているの?」と言ってきた。理由はわからなかったが、長女に会うちょっと前から涙が出続けていた。悲しくも嬉しくもないけど左目から涙が止まらない。後日日本に戻って来ても涙が止まらない。病院に行ったらどうやら感染症の病気をもらったみたいだ。間違いなく原因は中国だ!

長女がお腹が空いたと言うので前回行ったビール屋に行きました。ちなみに私はストレスでお腹がキリキリ状態で食欲なし。

http://www.augustiner-braeu.de

シュバイネハクセは前回食べた方が美味しく感じました。食欲ないせいかしら。長女は美味しいといって喜んでいました。

ビールは相変わらずめちゃウマでした。合計2リットル消費。長いのか短いのかわからないが、とりあえずすごい1日でした。


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